子宮以外の場所に着床する子宮外妊娠

卵子と精子は、卵管のなかの膨大部という場所で出会って、受精が起きます。その後、受精卵は分割を繰り返しながら子宮に移動して、子宮内膜に着床。胎児へと育っていきます。
ところが、なかには受精卵が卵管の内部に着床したり、ときには卵管の出口から腹腔内に飛び出して、腹膜に着床してしまうことがあります。
このように、子宮内抗腔以外の場所に受精卵が着床した状態を、子宮外妊娠と呼んでいます。
妊娠に気づいて産婦人科を受診すると、尿検査で妊娠の有無を調べます。妊娠反応が出ているのに、超音波で見ても子宮内に赤ちゃんの入る袋が映らない場合は、子宮外妊娠の疑いがあります。子宮外妊娠だと、胎児は育つことができません。卵管のなかで胎児が成長していくと、薄い卵管の壁が破裂して、出血を起こし、母体の命に関わる危険性もあります。
このため、卵管に着床しているという診断が確定したら、すぐにその部分の卵管切除などの処置が必要です。
産婦人科で診察を受けていれば、早い時期に子宮外妊娠とわかるので、大事に至ることはありませんが、月経不順で妊娠に気づくのが遅れた場合などでは、下腹部の激痛や出血などの症状が起きて初めて、子宮外妊娠がわかることもあります。下腹部痛が強く、あるいは出血のためにショック状態を起こしているようなケースでは、一刻も早く産院へ行く必要があります。

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